現在、日本列島各地の海岸で「磯焼け」という現象が起きています。 「磯焼け」とはコンブなどの海藻類が減少し、沿岸域が不毛な状態になること。 その原因としては、本来は森林から河川を通じて海に注がれる栄養分、特に鉄分がダムや道路の建設などに伴う森林開発により減少していることが指摘されています。
日本製鉄では、日本列島の海に広がるそうした窮状を救うために、二価鉄を豊富に含む鉄鋼スラグの活用を考案し、海藻類の生育を促す鉄鋼スラグ製品「「ビバリーシリーズ」の開発に成功しました。 現在、全国各地で実験が行われていますが、たとえば北海道増毛町舎熊海岸では、ご覧のように驚くほど劇的な効果が確認されています。