鉄鋼スラグ製品のご紹介：鉄鋼スラグについて：鐵鋼スラグ協会

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鉄鋼スラグ製品は、現在さまざまな用途に応じて製造・品質管理が行われ、環境基準をクリアし、今やその大半がJIS（日本工業規格）相当品またはグリーン調達の特定調達品目として市場に提供されています。その結果、日本各地の道路・港湾・空港などのインフラを支える建設資材として、また海や土壌などの環境修復・改善につながる環境資材として、鉄鋼スラグ製品は大きな役割を果たしています。
現在、地球温暖化問題の解決に向けて、低炭素社会を実現する取り組みが始まり、さらなる省資源・省エネルギー、CO₂排出抑制が求められています。こうした要求に対し、環境資材として、その特長を活かすことのできる鉄鋼スラグ製品をご紹介します。

鉄鋼スラグ製品の最大の需要分野はセメントで、高炉スラグでは約75%がセメント原料に使われています。	鉄鋼スラグを原料にして製造されるコンクリート用骨材には、高炉スラグ骨材と電気炉酸化スラグ骨材があります。	道路用鉄鋼スラグは、高炉スラグおよび製鋼スラグを破砕・整粒し、舗装用素材として製造するものです。

土工用水砕スラグは、護岸の裏込め、軟弱地盤対策用の覆土、路床、盛土などに利用されています。	地盤改良用製鋼スラグは、天然の砂に比べて地盤改良工事の工費低減を可能にします。	高炉スラグは肥料成分であるCaO、SiO₂、MgOを含んでいるため、ケイカル肥料として稲作用に使われています。

断熱材として使用されるロックウールは、溶融スラグを繊維状にして、板状などの成型品に加工されます。