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コンクリート構造物の耐久性を向上 |
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鉄鋼スラグ製品は現在、その特性を活かし、各方面で利用されていますが、その最大の需要分野はセメントです。鉄鋼スラグ製品の約40%、高炉スラグだけで見ると約75%がセメント用として、主に高炉セメント用混合材に使われています。
高炉セメントには、次のような特徴があります。
(1) 時の経過とともに強度が伸びる
(2) アルカリ骨材反応抑制効果が大きい
(3) 海水や化学物質に対する耐久性が高い
(4) 塩素イオン浸透抑制効果が大きい
(5) 発熱速度が小さい
(6) 土壌環境にやさしい
(7) 省エネルギー
(8) 競争力のある価格
詳しくは、「高炉セメントポータル」
をご参照ください。

温暖化対策と高炉セメント |
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高炉セメントの利用拡大は、地球温暖化対策推進法に基づき策定された京都議定書目標達成計画から織り込まれ、2016年5月に閣議決定された「地球温暖化対策計画」の中期目標に対する施策、さらに2021年10月22日閣議決定の2030年度温室効果ガス削減目標(2013年度比▼46%)で策定された地球温暖化対策計画へ受け継がれています。
下の図は、2016年5月閣議決定に先立って経済産業省がまとめた「混合セメントの普及拡大方策に関する検討」報告書に掲載されたもので、2013年の混合セメントの需要量から2030年の需要量の推計を行っています。
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